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マッチポンプというビジネスモデル:牛乳産業の場合 


マッチポンプというビジネスモデル 牛乳産業の場合


“マッチポンプ”とは、“マッチ”で火をつけて火事(大問題)を起こした犯人が何食わぬ顔で消火“ポンプ”を持って駆けつけて火を消し(問題を解決し)て、感謝されながら不当な利益を誘引するという背信的ビジネスモデルである。このビジネスモデルが牛乳産業では常態化しているように思われる。


ピンクリボンの不思議


“ピンクリボン”なるものがあることはご存知であろう。その運動の主導者の言によれば、


「ピンクリボンとは、乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボルです。「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから1980年代にアメリカで発祥し、2000年ごろから日本でも盛んになってきました。乳がん検診の早期受診を呼びかけるために、行政、市民団体、企業などが独自のピンクリボンマークを掲げ、様々な活動を行っています。私たちが主催するピンクリボンフェスティバルもそのひとつです」  http://www.pinkribbonfestival.jp/


簡単に言えば、「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」 である。


なるほど、人道的なチャリティの資格を十分に具えていそうな運動である。誰にも文句をつけられそうもないような運動に聞こえる。しかし、気をつけてもらいたい。「乳がんをなくそう」とはどこにも一言も言っていないのだ。


さらに具体的な目的として以下のように明言している。


「ピンクリボンフェスティバルとは


 ピンクリボンフェスティバルは、乳がんへの関心を高め、一人でも多くの人に検診受診への一歩を踏み出してもらおう2003年からスタートしました。「乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える」ことをビジョンとし、朝日新聞社と開催しています。 」


簡単に言えば「みなさん、乳がん検診を受けましょう」 ということである。


これもちょっと聞くと、それ自体何の問題もなさそうに聞こえる呼びかけである。 


 


不安産業の広告塔か


しかし、である。乳がん検診の目的は早期発見にすぎない。つまり、発生した乳がんを見つけることが目的である。決して乳がん発生の予防を呼びかけてはいないのだ。実際「ピンクリボンフェステlバル」のウェブサイトでは乳がん検診によって乳がんを早期発見するメリットばかりが謳われているが、乳がんの原因、予防については一言もないのである。まるで乳がんはランダムに一部の女性に降りかかる、予防のしようがない災厄であるかのようだ。そして、その不安を取り除いてくれるのが、現代の“医療産業”が提供するがん検診ということらしい。医療産業は今や不安産業となって収入源を拡大している。おまけにピンクリボンにはアフラック、日本生命、セコムといった、複数のがん保険会社が寄生虫のようにスポンサーとして入りこんでいて、さらに不安を取り除いてくれる仕組みである。がんは取り除けなくても、“不安”だけで十分に商売になるのだ。


もしこれが乳がんでなくて、肺がんの撲滅キャンペーンだったらどうであろうか。早期発見のための肺がん検診を勧めるだけではなく、原因を元から断つための禁煙も勧めるのではなかろうか。がんの原因を放置したままで、検診をいくら盛んにしても世の中のがん患者が減ることは決してない。むしろ増えるだろう。


しかし、“ピンクリボン”では乳がんの原因についても、予防についても実に抜け目なく何一つ触れていない。そして、乳がんが発生してくれてからの発見のための“乳がん検診”だけが積極的に“宣伝”されている。どうも話のおもて半分だけが喧伝(けんでん)されている印象がある。本当の目的は何なのか。


 


乳がん検診(マンモグラフィー)は誰にとって必要なのか


実際、医療機関にとって乳がん検診ははっきり言ってビッグビジネスである。膨大な潜在顧客の掘り起こしである。アメリカで100万人以上の女性がマンモグラフィー検査で乳がんでもないのに乳がんと診断されて不必要ながん治療を行われていることが明るみになって問題となっている。 誤診などではない。システマチックで悪辣な詐欺行為である。患者の信頼を裏切る背信的な医療行為である。Mammograms cause breast cancer (and other cancer facts you probably never knew)http://www.naturalnews.com/010886.html#ixzz2olekS2yh  



日本ではありえないことだとあなたは思うか。乳がん治療、つまり、高額な抗がん剤などの医薬品を投与する化学療法、最新の装置を導入した放射線療法、腕利きの専門外科医による最先端技術を駆使した手術などなど、乳がん患者が増えて困る医者がどこにいるだろうか。乳がん患者数の増大は病院も製薬会社も医療機器製造会社も大歓迎ではなかろうか。彼らにとってたいへんな経済効果をもたらしてくれているのである。そして彼らは、今や問題が発生するのをただ黙ってじっと待っているのではなく、マッチを持って「検診で早期発見を!」と言いながら動き出しているのである。世間では乳がん患者予備軍の奪い合いになっているのだ。(参照記事: 知らなかったでは済まない医療の闇) ピンクリボンは医療関連の多様な産業のための広告塔としても機能していると言えよう。


 


仰天の、極めつけスポンサー


そして、ピンクリボンの上記のウェブサイト「ピンクリボンフェスティバル」では、


「協賛について


ピンクリボンフェスティバルは、すべて企業様からのご協賛によって運営しております。また、自治体やNPO法人、施設、メディア等の団体からも多くのご支援をいただき、組織間でのコラボレーションを通じて多面的なキャンペーンプログラムを展開しています。 」


と謳っている。たしかに、チャリティーであるからスポンサーは必要であろう。そのスポンサーをあらためて見てみよう。(以下の写真では一部の協賛企業しか見えていない)



“協賛企業” とは “スポンサー” のことであるが、金を出すだけではなく、以下のように広告も出す。



なんと森永乳業がトップに躍り出ている。わたしはこれを見たとき、目を疑った。「おい、ウソだろ!」と思った。牛乳と乳製品が乳がんの原因としていちばん疑われていることは世間一般にはまだ広まっていないが、世界の一部の関係者の間ではすでに常識である。日本最大級の乳業会社が 「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」 というキャンペーンのスポンサーにぬけぬけとおさまっているのである。もはやブラックユーモアを通り越している。あなたがこれを単なる偶然だと思うなら、あなたは世の中の真実の100分の1もわかっていない。


牛乳・乳製品と乳がんの因果関係は、医療関係者の間でもタブーになっているが、乳業界ではさらに輪をかけたタブーになっている。当然だろう。明らかになれば責任追及である。しかし、乳業会社のトップの人間や、業界の専門家は十分承知していて次の手をあれこれ考えているのである。証拠を挙げよう。


 佐野宏哉という人物がいる。戦後日本の農政の立役者である。


1953年 東京大学経済学部経済学科卒業
1954年 農林省入省 
1972年 牛乳乳製品課長
1978年 畜産局審議官
1981年 経済局長
1984年 水産庁長官 
1986年 退官
1987年 国際協力事業団副総裁 
1990年 生物系特定産業技術研究推進機構理事長 
1993年 社団法人大日本水産会会長を経て、
2004年 国際酪農連盟日本国内委員会会長
そのほか平成17年4月から酪農ヘルパー全国協会会長併任


この日本の農業政策のブレーンの重鎮が2007年にこうに書いている。「・・・このたび・・・世界酪農会議が初の中国開催となったことは中国にとって格好の国威発揚の場を演出できたことは当然としても、酪農乳業界は大豆を筆頭とするほかの食材との競争、よりあからさまに言えば anti dairy coalition といかに立ち向かうかが今日世界酪農会議が直面している大きな課題であり、そのために真のグローバル化に向けた取り組みを積極的に展開する意味からも、この会議は世界酪農会議にとって好都合の場であったと思う。」http://lin.alic.go.jp/alic/month/dome/2007/feb/wadai1.htm


 


帝国の逆襲


ここで彼が「よりあからさまに言えば」 と言いながらもなぜか英語で anti dairy coalition と書き、日本語にできなかったのは牛乳業界でも公的な言及がタブーであり、海外の動向に通じているひとだけわかってもらえばけっこう、という考えからである。代わりにわたしが訳せば、“反乳業連合”である。これが豆乳製造業者のことだと思う人はおめでたいかぎりだ。乳業界にとって大いに不利益なことを言う非営利の主張者たちを漠然と指しているのである。その主張は、「牛乳は体にいいと言う乳業界による宣伝はウソであって、牛乳・乳製品はがんの元であり体に悪い」 というものである。そして、その科学的な根拠に基づいた明白なメッセージは世界の乳業会社にとって目の上のコブなのである。anti dairy coalition http://www.notmilk.com/  


もっと “あからさまに” に言い換えてあげよう。


「・・・“牛乳は体にいいと言う乳業界の主張はウソであり、牛乳・乳製品はがんの元である、と科学的に主張するうるさいヤツら”  にいかに反撃しつつ逃げ切るかが今日世界酪農会議が直面している大きな課題である・・・」 


2007年時点で日本の乳業界を代表していた佐野宏哉氏のこの言葉にひそむ危機感は十分に根拠のあるものである。彼はこの時点で日本のみならず世界の牛乳産業が遅かれ早かれ迎える衰退をすでに視野に入れていたのである。実はこの2007年は、反乳業連合の旗揚げとも言える報告書「白いウソ:牛乳・乳製品の真実」が英国で出版された年なのである。佐野宏哉氏はこれを念頭において語っていると思われる。当ブログにその一部を訳出してあるので、それをごらんになれば、乳業界の動揺が十分理解できよう。(参照記事: 「白いウソ:牛乳・乳製品の真実」


彼ら乳業人の課題は真実を隠蔽し、ウソの上塗りをして乳業をできるかぎり延命させることである。これは実は国家ぐるみである。例によって、一般大衆が何も知らずにこうむってきている健康被害とその責任は“想定外”である。(参照記事: 厚生労働省も「乳がん急増の原因は乳製品である」ことを知っている


 



この視野と見通しは乳業会社のトップの人間はすでに皆共有している。もちろん森永乳業株式会社の宮原道夫社長もである。そこまでの見通しを持たない人間にあれだけの大会社の社長が務まるとあなたは思うか。さらに尋ねよう。彼が奥様と一緒に毎日牛乳を飲んでいるとあなたは思うか。自分の女房に乳がんの元になりうるものを平気で飲ませていると思うか。前立腺がんの有力な原因とされている牛乳を63歳の彼が、理科系出身の秀才が、毎日飲んでいるとあなたは本気で思うか?


わたしにはわかる。彼はきっとこう答えるだろう。申し訳なさそうな顔をして「あいにく乳製品はたまたまわたしも家内も体に合わないので飲んでいませんが・・・」と答えることであろう。あなた方ご夫婦だけではない!そもそも誰の身体にも合わないのだ!(参照記事:牛乳と乳がん・前立腺がん 白いウソ 牛乳・乳製品の真実 他)


 


1951年生まれ、東京都出身
1975年 早稲田大学大学院理工学研究科修了後、森永乳業㈱入社
1997年 東京多摩工場製造部長
2001年 盛岡工場長
2003年 執行役員生産技術部エンジニアリング担当部長
2005年 常務執行役員生産技術部長
2007年 専務取締役
2009年 取締役副社長
2011年 代表取締役副社長
2012年 代表取締役社長、日本乳業協会副会長



背信的ビジネスモデル


そして、その森永乳業宮原社長は、ピンクリボンフェスティバルという「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」キャンペーンのスポンサー協力に“GO!”を出しているのである。見ようによっては、チャリティーにお金を出して、まるで罪滅ぼしをしているかのようである。しかし、そうではない。チャリティーキャンペーンのスポンサーになることによって、森永乳業は世間一般に好印象を与えつつ“森永カルダス”とかいう、乳がんの元と疑われている牛乳の販売促進にしっかりつなげているのである。


 


ここには常人にはうかがい知れないような深慮遠謀がはたらいている。ただ、この記事を人づてに聞いて、あわててピンクリボンのスポンサーを降りる可能性があろう。


“マッチポンプ”とは“マッチ”で火をつけて火事(大問題)を起こした犯人が何食わぬ顔で消火“ポンプ”を持って駆けつけて火を消し(問題を解決し)て、感謝されながら不当な利益を誘引するという背信的ビジネスモデルである。 これが相乗的に雪だるま式に拡大する場合を、“複利的マッチポンプ” と呼び、ビジネスモデルとしては理想的なかたちである。

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コメント

牛乳

マッチポンプは医療だけでなく色々ありますが、ピンクリボンに森永さん にはビックリしました。
最近 私の知り合いも牛乳の怖さを知っていて、学校で子供に飲ませないでと 先生に頼んでも 医師の診断がないと ダメて言われたそうで、学校 行政は酪農家を守るため強制的に給食にだしています。
聞いた話ですが、日本では牛乳の生産の半分は捨てて国からの補助金で何とかやっているそうです。それだけ牛乳は売れなくなったのかな。

姉のこと

昨年姉を乳がんで失いました。42歳でした。そういえば、骨が弱くなったら困るからって入院しても牛乳を毎日飲んでいました。わたしは小さいころから牛乳が好きじゃなくてあまり飲まなかったんですが、姉がちゃんと飲むので、母にはお姉ちゃんを見習いなさいとよく言われていました。

Unknown

あなたがガンにかかっても皆をバカに出来ますか?
それならたいしたものです。
あなたはすがるでしょう。
批判しかしたことがない人生でダレも助けてくれなかった。
だれかがあたなに面と向かってありがとうと言ってくれましたか。

これほど意味不明なコメントも珍しい。誰に何を言いたいのか?おそらく自分でもはっきりしていないのであろう。

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真実は、受け入れられる者にはすがすがしい。
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