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ふくろうカフェ? アメリカでは違法です!



ふくろうカフェ? アメリカでは違法です!


 


1905年設立の世界的に知られた権威ある野鳥保護団体であるアメリカの オーデュボン協会  Audubon Society  は、2015年11月に、日本の“ふくろうカフェブーム” について右の記事を公表し、その立場を明確にしている。


以下は、その記事の全訳である。(写真はすべて訳者の挿入)


 


 


その前にまず、オーデュボン協会  Audubon Society  とは何か? 


 オーデュボン協会は、野鳥をはじめとした野生生物の保護を目的として1905年にアメリカで設立された環境保護団体である。アメリカの鳥類画家ジョン・ジェームス・オーデュボン(1785~1851)の名前を取り名づけられた。アメリカ国内を中心に、野生動物の保護活動、自然・環境問題に関する研究活動を行っている。マンハッタンに事務所があり、全米に会員が100万人以上いるといわれている。各州に支部があり、さらに市町村単位でも協会を設置している場合もある。それぞれが独立し多彩な活動を展開している。各団体ともそれぞれ、研究結果の紹介、バード・ウォッチングや猛禽類の紹介、野生動物に関する講演会、写真や絵画等の展示等を行っている。



  


 


 問題の記事



============= 以下、記事全訳 ==============


日本の “ふくろうカフェ” に見る鳥の脳みそレベルの精神構造


 


ホーホーと鳴くただの鳥と思うかもしれないが、コーヒーと一緒に可愛いフクロウを注文するのは当の鳥にとっては “飛んだ間違い” である。



面フクロウの横でカフェマキアートを味わったことはありますか?
ふくろうカフェは、猫カフェの“二匹目のドジョウ”であるが、今や日本中を席巻している。そういったふくろうカフェでは美味しいコーヒーを出すかもしれないが、もちろん目玉はお相手してくれる生きたフクロウである。客たちはヒモで繋がれたフクロウを撫でることができる。小型のコノハズクから、どっしり大きなアメリカワシミミズクといったフクロウを、まるでふつうの家ネコにするように撫でられる。しかし、こうした鳥たちは、そのイメージ化しやすい巨大な目にもかかわらず、家畜化された動物ではない。カフェラテを飲みながらそうしたフクロウを撫でるというのは、はたして動物倫理的に許されるものか?


 


 


 画家オーデュボンの描いた面フクロウ


 



 


 


 


 


 


 


「断じてノーです!」と、バージニア州の猛禽類管理局の Kent Knowles 氏は言う。実際、同氏は、人間がフクロウを、自宅のかわいい猫ちゃん、ワンちゃんと同じように扱おうとすることに恐れをなしている。「そういうことができると思う精神構造がまったく理解できません」 と同氏は言う。「フクロウはペットではないのです。どうやったってペットにはならない動物なのです」


 


 


  


 


 


「フクロウは体も習性も、そもそも屋内ペット向きにはできていません。フクロウはほとんど夜間に獲物を狩ります(昼行性の人間より夜間のほうが活動的です)。フクロウは動物の中でも例外的に注意の集中力が短いです(フクロウに相手にしてもらおうと思って来るお客さんは失望することでしょう)。そしてフクロウは生まれつき頑固な動物です。ふくろうカフェに多く見かけるアメリカワシミミズクの場合はとくにそうです」


 



「アメリカワシミミズクは“自立心の強い思索家”です。と言えば聞こえはいいのですが、このフクロウは地球上で最も血を好む、縛られない、非協力的な頑固者なのです」 とKnowles 氏は語る。同氏は野生に戻れなくなったフクロウたちのリハビリのために定期的に車で遠出するが、彼を知っていて信頼関係ができているはずのフクロウでさえも頑固で扱いがむずかしいそうだ。



 


「ふくろうカフェにとっては大きな痛手になるでしょうが、フクロウを撫でようなどということは考えないほうがいいです。それはフクロウにとっては極度のストレスになります」


 


ということは、要するにフクロウはペットとしてはNGということだ。しかし鷹狩りのようにフクロウを使えないだろうか?「非常に優秀で経験豊富な鷹匠たちに会ったことがありますが、こう言っていました。「あの鋭いくちばしと爪をごらんなさい」と。「2週間、3週間、4週間と試して、こりゃダメだワ」となります。


 


Knowles 氏は言う 「諸悪の根源はけっきょく、どんな野生動物も可愛ければペットにできると思う精神構造です」 「ふくろうカフェは、自然の生命とどう関わるかということについてのまったく誤ったメッセージを発しています。」


 



 


ちなみに アメリカでは、フクロウをペットとして飼うことは違法である。 "In the U.S., it’s illegal to keep owls as pets."   そして、たとえ免許を持った Knowles 氏のようなプロの飼育家であっても、フクロウの飼育に関してはできることとできないことについて厳しい規制があるのだ。



であるから、日本はどうであれ、アメリカではどこの都市にも “ふくろうカフェ” などというものが出てくることはない。しかし、それがいちばんいいのである。フクロウにとっても、人間にとっても。


 


=============== 記事全訳 ここまで =============


訳者のコメント


「鳥の脳みそレベル」 と日本人の幼稚な精神構造をズバリ指摘している耳の痛い記事であるが、謙虚に受け止めるべきであろう。アメリカという国についてはひとによって見方はさまざまだが、これはあくまでも猛禽類についての世界的な権威の意見 であり、その人物がたまたまアメリカ人であるというにすぎない。なお、アメリカでフクロウのペット飼育が禁じられているのは、“野鳥保護” と “危険防止” のためである。実に冷静かつ常識的な判断ではなかろうか。


2016.03.27. 追記: このバージニア州の猛禽類管理局の Kent Knowles 氏に、アメリカにおけるフクロウのペット飼育禁止について直接問い合わせてみたところ、次のような返事が頂けた。「アメリカでは、ふくろうカフェ は州法と連邦法の両方で違法となるであろう。」 ”In the States, “owl cafes” would be illegal under both state and federal law.” つまり、“ダブルでアウト” ということである。


 


● カワいければ何でも許されるかのような今の日本の風潮 ・・・


● 何でも物事の表層だけで判断する精神構造 ・・・ 


● 自然を安易に商業化、オモチャ化し、流行として消費する国民 ・・・ 


● 自然に対する畏敬の念、畏怖の念というものが欠落している国民 ・・・


                      


“ふくろうカフェ” を通して日本が見えてこないであろうか。


 


猫カフェ と ふくろうカフェ、“動物虐待” か?


「わたしたちは“ふくろうカフェ”に反対します」 反ふくろうカフェポスター No.1


“可愛いきゃ何でも許される?” 反ふくろうカフェポスター No.2


“カワイイ” 以前に “かわいそう”  反ふくろうカフェポスター No.3


”鳥がしゃべれたら・・・”  反ふくろうカフェポスター No.4


「ハリポタ」のフクロウ と 「ラスカル」のアライグマの図式


「ハリーポッター」の作者、“ふくろうブーム” に苦言


「真似してフクロウ飼わないで!」ハリポタ作者の声 反ふくろうカフェ ポスター No.5


ロンドンのふくろうカフェ、日本との違い:“ふくろうカフェ”から日本が見える


ふくろうカフェ、英国王立動物虐待防止協会の見解


ふくろうカフェの放置 は 拉致問題の放置 と同じである


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コメント

Unknown

自然を人間に従わせる・改造する 的な考え方の米国人が日本に先んじてフクロウカフェに異議・反対するのは恥ずかしいことだし、逆説的です。
ちょっと冷笑的に書きますが、そのうち顔をえぐられる女の子とか小学生とか出てきて、センセーショナルに書かれて下火になる様な気もしますね。

相手は鳥の猛獣、鳥の世界のチーターやライオンなんだから、安心して触る神経は、こちらが心配になってくる。

↑ 無題さんへ

同感です。
たしかにフクロウは空を飛ぶ肉食獣として、食物連鎖の頂点に君臨する動物です。
「おめめが大きくて、おとなしい」という見方は実に無知で幼稚です。流行も過ぎ、飼いきれなくなって隠れて “放鳥” する人間がこれから出てくることが懸念されます。アライグマブームのときのように。

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